保育士・幼稚園教諭

保育士資格と幼稚園教諭免許の違いや取得方法

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保育士と幼稚園教諭は同じ資格など思われがちですが、実際には違っています。

幼稚園教諭は文部科学省・保育士は厚生労働省の管轄になります。資格の取得方法等も違いますから、自分が目指すゴールを意識して、どちらの資格を取るのか?それとも両方取ってしまうのか?学生時代にしっかりとゴールを決めておけば、その後の社会人生活にもはずみがつくというものです。

保育士と幼稚園教諭、免許の違い

保育園と幼稚園とでは所轄官庁の違いでしかありませんが、そこで働くためにはそれぞれの官庁が管轄している資格を取得することで、保育士や幼稚園教諭の仕事に就くことができます。

保育士資格

それぞれの資格に明確な違いとしては、保育士の子供対象年齢が0歳~就学前(小学校入学前)までと規定があり、児童福祉法によって定められています。

保育時間も原則8時間以上になっていて、幼稚園に比べると拘束時間は長いことが多いです。

幼稚園教諭

所轄官庁が文部科学省で、学校教育法のもと運用されるれっきとした教師の一部です。

幼稚園が各種学校に認定されているため、学校教諭免許性で1種と2種があり、対象年齢も3歳~就学前までと保育士とは範囲が異なります。

お育児感に関しても、幼稚園は4時間以上であれば問題なく、保育時間自体は保育園よりも幼稚園の方が短いので、勤務時間が短いのでは?と思われるかもしれませんが、実際には送り迎えや、授業の準備にかなり時間がとられるために、実際の業務は8時間以上と保育士と変わりがありません。

資格を取る方法

保育士・幼稚園教諭の免許を取得する最短は、保育園や幼稚園で実務経験を積みながら、養成課程のある通信教育を終了させて、試験を受けて取得するのが最短ですが、社会人ではなく学生なのであれば、各種専門学校や教育課程のある大学に入るのが望ましいですね。

保育士資格の取得方法

保育士資格の取得方法は大きく分けて2つあります。

1.学校を卒業と同時に取得する

あ旺盛労働大臣指定の教育課程がある大学、短期大学、専門学校などの指定保育士養成施設へ進学し、その課程を終了することで保育士資格を取得する方法で、やはり4年制大学へ就学した方が就職などにも有利な傾向があります。

2.保育士試験を受験する

毎年1回行われる『保育士試験』を受験して、合格し保育士資格を取得する方法があり、主に社会人向けや普通課程の高校を卒業してから、保育園に勤めながら保育士を目指す方むけの制度となっています。

幼稚園教諭免許の取得方法

幼稚園教諭には1種と2種・専修免許があり、通常幼稚園教諭として働く方たちは、1種か2種の免許取得者になっており、専修免許に関しては、少し特殊な資格として考えましょう。

また免許自体は学校の教諭というれっきとした先生の資格ですから、昔から言われている聖職にあたります。

1種幼稚園教諭免許の取得方法

1種免許に関しては、大学で幼稚園教諭免許を取得するための単位を履修して、卒業とともに取得するのが一般的で、学士の学位を有するものと文部科学省で規定されています。

2種幼稚園教諭免許の取得方法

1種と同じように学校で単位を取得するのですが、4年制大学・短期大学・専門学校の必要単位を取得することで、教員免許を取得できます。

それ以外にも、保育士として3年以上の実務系経がある場合には、教員資格認定試験に合格することでも取得が可能です。

また、幼稚園教諭要請課程とはまったく関係のない科目の大学でも、通信教育制度を利用して通常よりも少ない単位を履修することでも免許を取得することが可能になっています。

社会人になってから幼稚園教諭を目指すことが可能なので、諦めずに道を探してみてください。

専修免許の取得方法

幼稚園教諭専修免許は聞き慣れない名前ですが、この資格は大学などで幼稚園教諭を養成するための講義をする人には必須の免許(大学教員の資格自体には関係がない)で、大学院で修士課程を履修して、その学位をもって取得する免許になっています。

数年前から教職実践演習という新しい科目が始まったため、現場経験が求められていて、社会人になってから大学院修士課程を目指して、少子化対策の観点から幼稚園教諭を育成する立場になりたいからという理由から、目指す方も少なくありません。

通常の幼稚園教諭とちがい、より専門性の高い知識や、法律などの机上の理論にも強くなければならないことから、専修免許じたいは非常に専門性の高い資格となっています。

まとめ

どうしてもかわいい子供たちと関わりの多い職場で働きたい方は、実務経験を積みながら保育士資格を取得し、そのご幼稚園教諭免許を取得するのが近道ではないでしょうか?

両方の資格を持っていれば、就職や転職にも非常に有利ですから、保育園しか興味がないとしても、ぜひ幼稚園教諭の免許取得も目指すべきだと思います。

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